同棲準備を始めるにあたって、
悩む要因の一つが賃貸契約の名義をどうするか?ではないでしょうか。
・同棲を始める時、賃貸契約の名義はどっちにすればいいの?
・名義や書類に関して気を付ける事って何?
このような方に向けて記事を書きました。
引っ越し経験が少ない方にとっては賃貸を契約するのにも一苦労ですよね。
「お部屋探しは楽しくても、契約するのは難しい話が多くてちょっと苦手…」
こう思う方も中にはいると思います。
この記事ではそんな方に向けて
賃貸の契約に関する事を分かりやすく解説していきます。
本記事で分かる事は以下の通り!
- 同棲カップルが賃貸物件を契約する方法2パターン
- おすすめの方法、気を付ける事
- 光熱費の名義について

同棲歴3年の私が書きました。
約2分で読めるので是非最後まで読んでみてください!
【同棲】賃貸物件を契約する時の名義は?

同棲する2人が新しく賃貸物件を借りるならこの2パターン。
①一人が「契約者」、もう一人が「同居人」となる
②2人とも「契約者」になる(連名契約)
順番に見ていきましょう。
①一人が「契約者」、もう一人が「同居人」になる
この場合、物件を契約する時の名義は「契約者」一人になります。
ここで気になるのは彼氏彼女のどちらが契約者になるか?
これは、どちらが契約者になるかは法律上の指定はなく、大家さんや管理会社が了承すればどちらでも大丈夫。
一般的には収入が多い方が契約者になる事が多いようです。
<メリット>
・一般的な契約方法で、入居審査や手続きが比較的簡単
<デメリット>
・入居審査に通りにくい
・別れた場合などトラブルが起こりやすい
・「同居人」は会社の住宅手当を受けられない
多くの物件は1物件につき1契約者が基本であり、これは一般的な契約方法。
メリットとして、連名契約と比べて入居審査や手続きが簡単に済む事が挙げられます。
デメリットとしては、同棲は入居審査に通りにくい事や別れた時にトラブルが起こりやすい事、「同居人」は会社の住宅手当を受けられない事が挙げられます。
これらの詳細については、後述する「連名契約がおすすめな理由」で解説しているのでそちらをご覧ください。
<契約者>
・名前、続柄、年齢、生年月日、現住所、勤務先などの情報を記載
・連帯保証人を一人立てる(家族/親族、もしくは家賃保証会社に依頼)
<同居人>
・契約者と同じく名前、続柄、年齢、生年月日、現住所、勤務先などの情報を記載するのが一般的
・続柄は「婚約者」「友人(同棲)」「知人(同棲)」と記載
物件を契約する際には「賃貸借契約書」を書く必要があります。
この時、契約者・同居人どちらの情報も記載するのが一般的。
同居人の続柄としては
結婚の予定がある場合は「婚約者」、
そうでない場合は「友人(同棲)」や「知人(同棲)」と書いておきましょう。
また、契約者のみ「連帯保証人」を1人立てます。
ちなみに、連帯保証人とは
借主が問題を起こしたとき、その問題に関して代わりに責任を負う人
引用:ホームズ https://www.homes.co.jp/hikkoshi/cont/info/jointsurety/
支払い能力と契約者との関係性が重視されるため、
安定した収入のある親や兄弟姉妹、叔父叔母などの親族に頼むのが確実です。
一方で、連帯保証人を頼める人がいない/頼みづらいという人は、
「連帯保証人」の役割を果たしてくれる「賃貸保証会社」を利用する方法もあるので活用してみてください。
②2人とも「契約者」になる(連名契約/共同名義)
「2人入居可」や「ルームシェア可」の物件では、2人とも「契約者」になる事が可能。
「連名契約」という形で契約する事ができます。
これを契約には2人の名義を使うので共同名義とも言います。
<メリット>
・家賃滞納のリスクが低いため、入居審査に通りやすい
・どちらも住宅手当の対象になる
・何らかの事情で一人だけ退去する事になっても、再契約などの手続きが必要ない
<デメリット>
・場合によっては、別れても相手の名義を消せない
メリットとしては
1人が「契約者」になる場合に比べて入居審査に通りやすい事、どちらも住宅手当の対象になる事、一人だけ退去する事になっても再契約など手続きが必要ない事にあります。
逆にデメリットとしては、
大家さんや管理会社によっては万が一別れた場合一方が退去したとしても相手の名義を消せない事です。
<契約者>
・名前、続柄、年齢、生年月日、現住所、勤務先などの情報を記載
・契約者一人につき連帯保証人を一人立てる(家族/親族、もしくは家賃保証会社に依頼)
賃貸借契約書は彼氏彼女が1人一枚書きます。
書き方としては1人暮らしで賃貸を契約する時に書く内容とほぼ変わりません。
ただし、ほとんどの場合契約者一人につき連帯保証人を一人立てる必要があります。
2人とも事前に、親族に連帯保証人になってもらえるかどうか確認しておくと良いでしょう。
【同棲】賃貸の契約は連名契約がおすすめ

連名契約がおすすめな理由
2人とも契約者になる「連名契約」がおすすめです。理由としては3つ。
・入居審査が通りやすい
・別れた場合のトラブルに繋がりにくい
・どちらでも住宅手当が受けられる
入居審査が通りやすい
まず、同棲は入居審査に通りにくいです。
これは一緒に住んでいたとしても「いつ別れるか分からない」からです。
つまり大家さんや管理会社にとっては「家賃を滞納されるかもしれない」「すぐに退去されるかもしれない」というデメリット。
このことを考えれば入居審査が通りにくいのは納得ですよね。
しかし、連名契約という形で2人とも「契約者」になれば、
2人の収入合計で家賃を支払う能力があるかを見てくれます。
2人の収入が同じくらいなら、
一人で契約する時と比べると2倍の収入になるという事です。
加えて、安定した収入のある親族を連帯保証人にすれば、
収入面で入居を断られる可能性はぐっと下がるのです。
更に「結婚を考えている」という事をアピールしておけば、
大家さんや管理会社の方にも安心感を与える事ができ入居審査に通りやすくなるでしょう。

私たちも連名契約で賃貸を契約しました。
当時大学生でしたが、無事審査に通る事ができました。
別れた場合のトラブルに繋がりにくい
今は仲良しでも考えておきたいのが万が一別れた時のこと。
2人とも「契約者」になっていれば別れた場合のトラブルを避けやすいです。
厳密に言えば、「契約者」と「同居人」の関係性よりも「契約者」と「契約者」の方が理不尽なトラブルが起きにくいという事です。
仮に彼女が「契約者」、彼氏が「同居人」だとしましょう。
万が一別れる事になった場合、
・彼氏が、お金を支払わないのに家に居座り続けている
・退去後の修繕費を彼氏が支払ってくれず、彼女が全額払う事になった
・彼女が勝手に家の契約を解除したので、彼氏は出ていくしかなくなった
このような事が起こる可能性が。
「契約者」である彼女には家賃や修繕費の支払い義務があり、
家をどうするか?の決定権は彼女にあります。
一方、「同居人」である彼氏は責任がない状態。
お金を支払わなくてもどうにでも言い逃れできてしまう立場であり、
家主が解約すれば家を出ていくほかない立場にもあります。
2人とも「契約者」になる事でこれらのトラブルが完全になくなる訳ではありません。
しかし、2人ともが自分の家に責任をもつという意味では、
連名契約の方がトラブルを避ける事ができるのではないでしょうか。
どちらでも住宅手当が受けられる
また、連名契約にすれば彼氏彼女どちらでも住宅手当を受ける事ができます。
これは、住宅手当を受けるために
①賃貸借契約書の契約者である事
②世帯主である事
この2つを条件にしている会社が多いためです。
会社によっては②の条件だけでも住宅手当を受けられる所もあるようですが、一般的にはこの2つ。
ただし、住宅手当を受けるのは1物件につき一人。
住宅手当についてはこちらの記事をご確認ください。
連名契約で気を付けること
まず、既に1人を契約者として同棲やルームシェアを始めている場合は、後から連名契約に変更することはできないので注意しましょう。
①2名以上の入居が可能な物件を選ぶ
②申し込み前に契約条件を確認する
③火災保険や家賃保証会社との契約内容を確認する
①2名以上の入居が可能な物件を選ぶ
そもそも、複数人での入居ができる物件でないと連名契約はできません。
単身者向けの物件であれば、連名契約どころか同棲すら許してもらえないでしょう。
まずは「2人入居可」「ルームシェア可」のような、複数人での入居が可能な物件を選ぶ所からはじめましょう。
ちなみに、実際に私たちがお部屋を探す際に使ったのは「イエプラ」という不動産サイト。

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②申し込み前に契約条件を確認する
候補のお部屋が決まったら、申し込みをする前に契約条件をよく確認しましょう。
例えば
契約時の必要書類や初期費用、契約者につき連帯保証人が必要なのかどうか?などです。
連帯保証人は契約者ごとにたてる事が多いので、
彼氏彼女両方の親族にあらかじめ頼んでおくとスムーズに進められそうです。
必要な書類などは以下の通りです。
- 住民票
- 収入証明書
- 印鑑など
③火災保険や家賃保証会社との契約内容を確認する
連名契約であっても、火災保険や家賃保証会社などはが契約者は1人の場合が多いようです。
火災保険は、万が一物件に何らかの損害を与えてしまった時のために入る保険。
物件を契約する際に一緒に加入します。
また、家賃保証会社を利用する場合も、契約者は1人。
これらはどちらを代表にするのか?料金はいくらなのか?を事前に確認しておき、
2人で費用の分担方法も決めておくと良いでしょう。
【同棲】光熱費などの名義はどっち?

光熱費の名義は世帯主/物件契約者とは関係ない
賃貸物件の名義と同様に、「光熱費などの名義はどうやって決めれば良いのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。
「光熱費の名義は世帯主や賃貸物件の契約者と同じじゃなきゃいけないの?」と疑問に思うかもしれませんが、これは特に気にせずOK。
世帯主や賃貸物件の契約者でなくても問題ありません。
光熱費に関しては、生活費をどう分担するか?が大事です。
まずは、どの項目をどう分担するかを2人で決めてください。
光熱費/ネット代はより安いものを選んで
光熱費はしっかりと考えて選びましょう。
光熱費は毎月必ず必要な出費。どの会社のサービスを使うかによって1年で1~2万円変わってくるからです。
中には光熱費はどうするか?考えるのも手続きをするのも面倒くさく感じる方もいる事でしょう。
しかし、同棲を始めてから光熱費を乗り換えるのはもっと面倒くさいです。
今後のために、お部屋を決めるのと同じくらい慎重に考えて決めてください。
まとめ

賃貸物件を借りる時のパターンは2通り。
①一人が「契約者」、もう一人が「同居人」となる
②2人とも「契約者」になる(連名契約)
このうち、②の連名契約がおすすめ。
一番の理由は入居審査に通りやすくなるからです。
その際気を付ける事はこちらです。
①2名以上の入居が可能な物件を選ぶ
②申し込み前に契約条件を確認する
③火災保険や家賃保証会社との契約内容を確認する
また、光熱費の名義はどちらでもOK。
今後のために光熱費をどこにするのか?生活費の分担はどうするのか?などもよく考えておきましょう。
同棲が決まれば、やる事はたくさんあって大変ですよね。
しかし、大変でも恋人との新しい生活に胸を躍らせている方も多いはず。
面倒な事でもひとつひとつこなして、素敵な同棲生活をスタートさせてください!
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